「あがり」とは、不安・恐怖心です。
何に対する不安・恐怖心かというと、他者からの「評価」に対する不安・恐怖心です。
この不安感から自意識が強くなり、他人の視線が気になり、身体が硬くなったり、声が震えたりという身体症状が起きてしまうのです。
一方、「あがり症」というのは、「人前であがる」ということを何度も 繰り返し経験することによって条件づけされた条件反射、反応パターンです。
この講座では、こういった「あがり」もしくは「あがり症」という状況を改善していきます。
「あがり」の原因の多くは、話し方、つまり自分の耳に届く情報から発生することが多いので、まずは話す技術をトレーニングします。 また、「あがり」の原因が認知(物事の受け止め方や考え方)にある場合が非常に多く、そのためこれまでの思考パターンを変えるトレーニングを行っていきます。 そして、あがらないで話すフラットな状態が作れたら、セルフマネジメント法を学んでいただきます。「あがり症」を克服するには、このセルフマネジメントが非常に重要なのです。
※カリキュラムの内容は、受講生の進歩状況など、状況に応じて変更する場合もあります。
多くの人は話すことが下手だから「あがり」と考えているようですが、話すことが下手だからあがるというわけではありません。 たしかに、話すのが下手なために緊張してあがってしまう人はいます。
しかし、「あがり症」の人でも上手に話すことが出来る人はたくさんいて、必ずしも『話しが下手=あがり症』とは限りません。
「あがり症」の人は、上手く話せたとしても「でも何かまだダメ…」と足りないところを探してしまいます。 これは、認知(受けとめ方や考え方)に大きな問題があるためです。そのため、上手に話せても自分の中の不安感情が消えず、 自分を認めてあげることができません。 その部分を変えることが「あがり症」の改善へとつながります。